我が家の犬にエールを送られた1年
我が家で飼っていた犬について話をさせていただきます。
心臓を患っていた我が家の犬が、1ヶ月ほど前に12歳でこの世を去りました。家族全員で最後を看取ることができたのが幸いでした。 前日は、左心房から漏れた血がたまった心臓が痛むらしく、横になれず夜も寝られなかったようでしたが、当日は、獣医さんのご厚意で動物病院の開業時間前に心臓にたまった血を抜く応急処置をしていただくことができ、家に戻ってゆっくり横になれたのが彼にとって何よりだったと思います。家に戻って数時間後、家族全員が声をかける中で息を引き取りました。
Chargeerの事業が始められるところまできたことを見届けて、「お父さんがんばってね。」と言いながら安心して旅立った気がしています。
心臓が悪く投薬治療している状態だったので、一緒にいられる時間もそう長くないだろうと考え、妻と相談して、1年前あたりから私と妻が寝る和室に入れて一緒に就寝するようになりました。寒い夜は妻の布団の中に入り、そうでないときは私か妻のどちらかの足元の布団の上で寝るのが彼の定位置でした。 定年退職前は私と土日の朝だけ行っていた散歩も、定年退職してからは毎朝となり、新聞を読んでいるときは「触ってちょうだい。」と傍らに来るのが彼の日課でした。 日中、リビングからのそのそやって来ても、私が机やPCに向かって調べ物や資料作成などをしている姿を見ると、「お父さんがんばってね。」と言い残して、邪魔をしないようにすごすごと戻っていきました。
思えばこの1年間、我が家の犬に私が見守られていたのかもしれません。
12年間いろいろなことがありましたが、我が家の犬が家族全員に大きな癒しを与えてくれたことだけは間違いありません。 そして、この1年は、最も触れ合う時間が増えた私に、様々な場面で「お父さんがんばってね。」とエールを送ってくれたのだと感じています。
応援しくれた我が家の犬の気持ちに応えられる生き方をせねばと思います。
「ありがとう。」 「がんばるよ。」