無形資産投資に積極的ではない企業のエンジニア

「無形資産投資に積極的でない企業で、エンジニアはどうするべきか」について話をさせていただきます。

以前のブログのなかで、企業が生き残る以下の3つの条件をあげたうえで、しかし無形資産へ投資する決断のハードルが高いことが、生き残りの条件を満たすことを阻害する主要因になっていることを述べました。
  ・顧客が求める商品・サービスを提供する
  ・新しい機能提供を顧客価値とする
  ・持続的事業だけに資源を優先配分しない

経営者の投資決断が主要因であることは間違いないですが、次にあげる課題も、生き残りの条件を満たせないことに少なからず影響すると思います。
それは無形資産投資を積極的にしないことを続けた結果として生じる、ゼロから網羅的に仮説を組み立てながら、新たな企業戦略や事業戦略について企画提案のアウトプットを作成するスキルを有する優秀な人材が企業内部にいないという課題です。

近年、企業活動を賄う持続的事業に企業の資源を配分する方針のもと、企業は、新たな企業戦略や事業戦略を立案する業務に内部人材の工数を振り向けずに、コンサルティング会社に業務委託する傾向にあります。 そのため、コンサルティング会社のコンサルタントは、数か月に一度はどこかの企業の企業戦略に関わる業務を行っており、再現性の高い戦略や企画をたてるスキルを実務経験をしながら身につけています。

企業のコンサルティング会社への依存が、優秀な内部人材から貴重な実務経験とスキルを身に着ける場をどんどん奪っていると考えます。

あるべき姿は、企業の内部人材に実務経験の場を与えてスキルを磨かせることです。 企業の人的資本への有効な投資は、変化に順応した企業戦略や事業戦略をたてていく大きなドライブになるはずです。

しかし、コンサルティング会社に戦略や企画を頼る企業の傾向を変化させる要因が見つからない現状を考えると、エンジニアが自ら、仮説をたてて戦略や企画のアウトプットを作成するスキルを磨く実務体験ができる場を見つけて、Gapを埋めていくことが必要なのだと思います。

前向きにあるべき姿を考えるエンジニアの要望に応えるために、Chargeerは、企画・設計・生産・販売のバリューチェーンにおける標準のアウトプットを作成するスキルを実務体験しながら磨いていける、「バリューチェーン経験プラン」を用意しています。「ビギナーコース」では、BTB商品アイディアとBTC商品アイディアをうまく使い、技術コンサルタントも日頃活用する標準プロセスをインタラクティブな講義で習得でき、企画・設計・生産・販売の各フェーズ毎のアウトプット作成の手法を理解できます。

積極的にご利用いただいて、ビジネスプロセスの実地体験を通じて、いつ、どこでも、どんな状況でも再現できる汎用スキルを身に着けて、自らの市場価値を高めていただきたいと思います。

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